社長&スタッフブログ

2018.06.19

SL人吉の旅 その1

  先週末、私は熊本南ロータリークラブ創立60周年記念式典出席のため、姫路南ロータリークラブ総勢16名で熊本を訪れました。

16日に無事式典祝賀会、懇親会が済んで。。。翌17日は朝から自由行動でメンバーそれぞれがフリーです。 

昨年熊本訪問時には、熊本~三角まで運行されている “A列車で行こう” に往復で乗りましたから、今回は何と言っても、熊本~人吉間で運行されている “SL人吉” 私にとっては大本命です。

今回は、同じ乗るなら先頭車、行きは1号車の1A、帰りは3号車の13Aという席を。。。ちょうど一か月前の発売日朝イチに旅行社さんに取ってもらいました。 取れました、うまくいきました。

さて当日、熊本9時45分発の “SL人吉” は、6番線に9時22分の入線で、黒塗りのDE10に牽っぱられながら八代方からやって来ました。

機は当然、58654。 “あそBOY” 以来、2度にわたり4億円という巨費を投じての大修理を経て、奇跡的とも言える復活なった名機です。

ボイラー回り、足回り、キャブ、テンダー、ピカピカですね。 ボイラーケーシング、キャブ、テンダーあたりの鉄板の歪のない美しい仕上がりを見ると、こりゃー修理ではなくて新製ですね。  もひとつオマケに、機関車の顔とも言うべきネームプレートは、形式入り、花文字という、最も貫禄ある希少タイプのものですが、その美しさからして、これも新製なのでしょう。

カマの真横で、ボイラーの熱、油と煙の入り混じった臭いを感じていると、やっぱり機関車は蒸機でないとねー。。。ハチロククラスの中型機でも圧倒的な存在感。 発車前、缶圧をいっぱいにまで上げる時の緊張感というか。。。

投炭が始まってブロワーを効かせ、モクモクと化粧煙突から煙が出てきて。  コンプレッサーの排気が、一定の間隔を置いてシュー、シュー、シュー、シュー、、、威勢良く、空高く吹き上がります。 ホームのアナウンスと共に、女性クルーがカラン、カラン、と鐘を鳴らしながら、いよいよ出発の時です。 

発車の長緩汽笛一声、機関士が加減弁をググッと引いて、定時の9時45分、一路人吉に向けて “SL人吉” は出発しました。 人吉到着は12時09分。 2時間24分の旅です。

熊本から八代までは広々とした熊本平野を南下、架線の張られた鹿児島本線を軽快に駆け抜けます。 50系客車3連はハチロクにとって、重い荷ではありません。

田植え前の、水を張った田んぼの水面に青空が映り込み、そのまんま初夏の田舎の風景です。 撮影場所だけでなく、沿線のいたるところでSL列車に手を振る人たちがいて、お返しに乗客も手を振ってそれに応えます。 

熊本から鹿児島本線を45分走って八代定時到着。 ここからはいよいよ肥薩線に入り、坂本、一勝地などで写真撮影タイムを取りながら人吉までの旅が始まります。 

初夏の球磨川の流れを右に見て、九州新幹線、九州自動車道などをくぐりながら山裾に沿って、緩やかなS字曲線をひとつひとつクリアして進みます。

展望デッキから眺めるハチロクのテンダーは上下左右に休むことなく揺れ、機関車から後方に流れる煙が時折、容赦なく客車の妻面に襲い掛かりますが、これが正しく蒸機牽引列車の醍醐味ということです。 何とこれを、空調の効いた客車内で楽しめるのですから、今時の観光列車はありがたや!

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