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2013.03.02

イッセイ企業視察の旅 第三夜 タイ編

 さて、皆さん。こんにちは。

三夜連続と言っておきながら、やはり1日あいてしまいました(笑)スミマセン。
あさっての今頃、私はインドにいます。
何せ交通マナーがメチャクチャというイメージしかありません。
車にハネられて死んでもいいようにちゃんと保険にも入りました。
・・いや、死んだらよくないな。
 
インド視察終了後にもちゃんとレポートを書きたいと思いますので、皆さん楽しみにしていてください。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【タイ視察記】
2011.10.20 ~ 2011.10.23

 
さて、私は10/20~10/23までの間、タイに行って参りました。
 
上海ファスナーエキスポの際にお世話になりました貿易商社経営のIさんから
「今年の秋にバンコクに工場見学に行きましょう」
と梅雨の時期だったでしょうか・・お誘いをいただいておりましたので、
「これは現地の工場を見るチャンス!」
ということでこのたび、勢い勇んで参ってきたというわけであります。
おおまかな予定では、当社の製品を使っていただいてます現地のメーカー様を見学する予定でした。・・が、タイは現在、過去50年で最悪と言われる大洪水の真っただ中。
日系企業が多く集まる北部のアユタヤでは多数の工場が水没。
10月の中旬になってからは首都のバンコクまで水が流れ込んだとのことで、テレビには水没した高速道路の映像や、住民がゴムボートに乗って往来している衝撃映像が映し出されております。
 
高額なキャンセル料を支払うのか、泥水があふれる街中を潜水しにいくのか・・・「行くも地獄・戻るも地獄」の極悪な2択を迫られる状況で、出発日を指折り数えていますと、3日前には現地動物園から100匹あまりのワニが市街地に脱走したという報道、1日前にはバンコク北部の地域住民100万人に避難勧告が出されたとの報道が・・。
 
「こ・・、これはわざわざ死ににいくようなモンでわ・・」
 
しかしサイは投げられているのです。
 
20日昼、現地からの情報が交錯する中、関西空港でIさんと合流しました。
やはりIさんも、現地の詳しい情報がわからないとのことです。
とりあえず行ってみるしかないです。
 
バンコク行きの乗り場はこのとおり!
 
 
飛行機もこのとおり!
 
100席あれば10人乗っているかどうかというところです。
いや、むしろ自分たち以外の人が乗っているというのがスゴい・・。
 


この時期にタイ入りを決行するというクレイジーな乗客を乗せた飛行機は午後4時前、日本を出発しました。
 

 
時計を現地時間に合わせましょう。(日本との時差は-2時間です)機内はほとんど貸し切り状態です。
真ん中の席をベッド代わりにしてそのまま寝てしまったので、すぐに到着しました。
 
 
 
タイ到着です!
私は30歳を目前に8つ目の海外を制覇(!?)です。
 




 
さて、結論から言いますと、滞在した3日間、バンコク都内は割と穏やかでした。
日本での報道を見ますとあたかもタイ全土が水没してしまい、都市機能がマヒしているというような印象がありますが、道路は冠水し、街では暴動が起きている・・なんてことはなく、人々は普段どおりの生活をしていました。
しかし、バンコクに水が浸水しているという報道は丸々ウソというワケではなく、実際チャイナタウンの一部には水が迫ってきておりました。
私が見た感じですと水深は1センチほどでしたが、これから数日かけて徐々に都心部に流れ込むとの情報です。
 

 
チャイナタウンの店主たちは自らの城を守ろうと、店の入り口にブロック塀をコンクリで塗り固めたりと、完全防護の体制で挑もうとしていました。
月末には海が満潮を向かえ海面が上昇しますので、本当の被害はこれからといった感じでしょうか。
タイの無事を祈ってやみません。
 
 
さて、イッセイのタイ滞在時間はホンのわずかなものでしたが、短い時間の中でもわが身をもって体験したことは非常に刺激の強い思い出となり記憶に深く刻まれました。本ブログでは、私が見てきて感じたタイのありのままの感想を書き連ねたいと思います。
 
その前に、そもそもタイは日本と同じ立憲君主制国家であり、大東亜戦争の折には日本と同盟を組んでいたこともあって非常に親日的な国として知られています。
また戦前から日本企業が数多く進出していた地域であり、日本の歴史や文化はもとより、日本の製品、サブカルチャー等を抵抗なく受け入れることができる土壌がごく自然と形成されていたとも言えます。
そういうこともあってか、街にはいろんな日本語が散らばっていました。
また、日本の音楽やキャラクター、マンガなども多数見受けられました。
ちなみにバンコク滞在中、一番目にした日本のキャラクターは【ドラえもん】でした(笑)
 
 
さて、まずはバンコクでの【食事】です。
旅先での醍醐味といえばやっぱり地元屋台の名物料理です!
・・と、言いたいところですが、ハラに「よからぬ物」が入ってくるとマッハの勢いで下痢に見舞われる私にとって、タイで見る屋台の食べ物を口にする勇気など1ミリもございません。
安全を一番に考えると屋台は避けるべき、ということで結局はショッピングモール内にあるフードコート系に落ち着きました。
 
滞在2日目の夜に、現地のねじ問屋で働いているスニーさんに『サイアム パラゴン』ショッピングモール内にある『翡翠金閣』という高級中華料理店に連れて行っていただいたのですが、これがとても良かったです。
貧乏な舌の持ち主である自分には勿体ないほど美味しゅうございました。
また、2日目の昼に行った日本食レストラン、最終日に行った日本風焼き肉店もなかなか美味しかったです。
 
タイ国内でもっとも有名な日本食メーカーは『OISHI』グループと『FUJI』グループだそうです。
とりあえず、この看板が出ている店に行けば間違いないだろうとのことです。
 





 
日本食レストランはタイ国内でもかなり人気があるらしく、ショッピングモール内の日本食レストランは休日ともなると行列必至とのこと。
実際に、焼き肉とかラーメンとか丼とかの店がスゴく多かったように思います。
 
 
ちなみに、バスの広告で見た『チャクザ』と書かれたジュースが猛烈に気になりながらも帰国の日までに見つけることができなかったのが悔やまれます。
日本に帰ってから調べましたら、『チャクザ』はやはり『OISHI』が展開する炭酸飲料水だそうで、名前の由来は【茶】と【ヤクザ】を掛け合わせた造語だそうです。(ヤクザ・・笑)
 
 





 
次は交通手段である【車・バイク】全般についてです。
ここ数年の経済発展のおかげでタイ人の所得も年々増加傾向にあるようです。
それに伴い、中間所得者層には車を持つ人もチラホラ出てきているようです。
街で見かける車はうれしいことにほとんど90%が日本車で占められています。
街で一番多いトヨタ・カローラを筆頭に、ヤリス(ヴィッツ)、カムリ、ランドクルーザー、ハイラックスサーフ、アルファード、エスティマ、現行のプリウスもありました。
ホンダはJAZZ(フィット)、アコードが多いです。
ニッサンはやはりタイ製である現行マーチが大人気なようでそこそこな数を目撃しました。
ミツビシ、マツダは数回、トラックは日野(旧ロゴ)が多かったです。
レクサスブランドは全く見ませんでしたので、タイでは展開していないのかな?
そして、途上国相手に売り上げを伸ばす韓国ヒュンダイはなんとバンコクでは1度も見ませんでした。
街中では日本車が多いですが、中間所得者層以上が集まる高級ショッピングモール『サイアム パラゴン』内のパーキングでは一転、ドイツ車が多いように感じました。
ベンツ、BMW、アウディ、MINI(今の)と続きます。
ベンツは一時期、一部のグレードをタイ生産にしたところ、タイ国内での人気がかなり下がったという話を聞いたとこがあります。
それでも「腐ってもベンツ」。
人気は絶大です。
 
パーキング1階の真正面に7777ナンバーの真っ赤なフェラーリF430が止まっていたのはちょっとビックリしました。
 
 

続いてバイクです。
タイ人の重要な移動手段はやはりバイク(主に125cc)です。
何よりも自分の目的を達成するのが最優先であり、無謀運転という自覚があるはずもなく人々は抜きつ抜かれつを繰り返しています。
以前、ベトナム・ハノイで見た光景とほとんど変わりません。
ただ、バイクの種類やバイクに対する考え方は少し違う点があるなと思いました。
 
まず、ベトナムでは「ホンダ」=「バイク」というくらいにホンダのシェアが圧倒的でありますが、タイでは少し違うようで、ホンダの寡占状態というわけではないようです。
体感比率は【ホンダ3:カワサキ3:ヤマハ3:スズキ1】という感じでしょうか。
スズキが極端に少なく、それ以外が同じくらいの比率で拮抗しているという印象を受けました。
ただし、古いバイクはカワサキが多く、ピカピカのスクーターはヤマハが多かったという点を考えますと、これから先、各社シェアは少しずつ変わっていくのかなとも思いました。
そして、ベトナムでは先鋭的なフォルムのスクーターが圧倒的に多かったのですが、タイでは現役で動いているバイクの約半数が一時代前の2サイクルのバイク(2ストロークバイク)という点です。
 
 




 
そこらで白煙をまき散らしております。
街を歩いただけでやたらと体力が消耗する原因は、この2ストチャンバーから放たれる爆音と、オイル臭い白煙が原因だといっても過言ではありません。
非125ccの日本製バイクもわずかながら存在しました。
CB400スーパーフォア、スティード400、ビラーゴ250。
日本からのお下がりバイクとみて間違いないでしょうが、どういう経緯でタイに流れたのかは興味がありますね。
あと、カワサキのニンジャ250Rも見ました。(これはもともとタイ製です)他の途上国と明らかに違う点としては、車やバイクを足として使いながら、実は趣味的な要素も持ち合わせている点です。
なんとバンコクの若者は車やバイクをイジるのが大好きです。
そう、カスタムです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

















日本にそのまま持ち込んでも通用するようなセンスのイイイジり方の車もかなりありました。
これは、同水準の経済レベルを有する他の国ではほとんど見られない光景です。
まず、カスタムという概念すらない国がほとんどです。
そもそも、イジるお金があるのなら他のことに使うか、もっとイイ車に乗り換えようと考えるものです。
しかし、バンコクの若者は見栄やステータスより、自分の好きな世界にお金を投じているという感じが伝わってきます。
エンブレムをつけたり、ホイールを変えたり、内装をデコレーションしたり・・形は様々です。
例えば、上の写真にあるCB400スーパーフォアにはヨシムラのカーボンマフラーが装着されておりました。
日本でも50,000円からする一品です。
イイ車に乗りたいと考えている人が買う物でないのは明らかです。
そういう意味でも、タイの自動車&バイク関連のアフターマーケットの伸びしろはまだまだ未知数だと感じる次第です。
日本のアフターメーカーは積極的にタイに投資するべし!(笑)
 
 
 
余談で恐縮ですが、これはバッタモン市場で有名なパッポン通りのとあるお店の壁にブチ上げられていたバイクです。
エンジンの形を見る限りではベース車両はCBっぽいです。 (エンジンはDOHCだから『~F』かな?)
 
 
 
続いて【タイ国民とタイ国王】について書きたいと思います。
我々日本人がタイ人に見習わなければならないなと思うことがありました。
それはタイ人のタイ国王に対する崇高な【敬愛心】です。
タイの国王はラーマ9世、通称『プミポン国王』。
タイの紙幣『バーツ』にはすべて国王の顔が描かれています。
プミポン国王は常に国民の目線で自ら行動を起こし、農地改革や干ばつ対策に積極的に取り組んでいらっしゃいます。
また、人格者であり慈悲深い人物であることからタイ国民から敬愛されるタイの象徴でもあります。
タイ人の国王に対する尊敬は決して某独裁国家に見る崇拝教育といった「強制」ではなく、タイ人自身の内からくる自発的な感情からです。
ツインタワーホテルのロビー、ネジ屋さんの事務所の壁・・あらゆるところにプミポン国王の肖像画が張られていました。
また、国王の誕生日には全国民が国王の誕生色でる黄色の服を身にまとい盛大に祝う習慣があります。
プミポン国王は、タイ人の心のよりどころといっては大げさかもしれませんが、それに勝るとも劣らない偉大な存在なのです。
一方、日本には世界に誇れる世界最古の王朝である【皇室】が存在しますが、今日の日本にタイで見たような光景は一切見られません。
日本人自身が皇室に対してあくまで無関心だからです。
自国の象徴すら敬うことができないとは、なんとも嘆かわしい限りです。
今日の日本人が遠い昔に失ってしまった【真心】を、タイ人に見た気がしました。
 
 
さて、本題はいつ登場するのやら・・・
ハイ、実は今回のタイ視察の最大の目的は【工場見学】だったのですが、見学予定だった工場2つがまさに洪水被害で壊滅状態となっているアユタヤにございまして、この旅での訪問は不可能となりました。
結局、街のネジ屋さん数軒と、Iさんが日頃お世話になっている現地のネジメーカーさんを訪問して帰ってきました。
まあ・・それだけでも私としてはかなりイイ情報が得られたなと思います。
今回のバンコク視察は当初の予定より大きくズレが生じましたが、色々と貴重な体験ができたので、結果としては非常に意義のあるものだったと感じました。
洪水被害が完全復旧した折に改めて訪問したいと考えております。今回もIさんには色々とお世話になりっぱなしでした。
 
ありがとうございました!
 
さて、ここからは写真で見るバンコクの【風景】です。
 
 
 
 


これは車好き、特に旧車好きにはたまらない通りです。
ナルディやモモのハンドル(・・のレプリカ)、当時物のエンブレムやテールやキャブ、日本のワゴンセールから流れてきたようなカスタムパーツ等々、1日中まわっても飽きません。
ホールデンのエンブレムなんかはちょっと欲しかったかもw
 
 


これはタイ名物【トゥクトゥク】。
二輪車を改造したもので、まあ、いわばトライクみたいなもんです。
現在は、安全性や環境の問題で新規登録はできないとのことです。
いずれはなくなる運命の乗り物です。
ちなみにこのトゥクトゥク。
なんとバイク乗りが集まる大阪の某イベントで見たことがあります。
しかも公道仕様!
こんな珍車が大阪の町を走っていると思うと、ワクワクしますね~!
 


これはパッポン通り
時計やブランド物の宝庫です。
もちろんオールバッタモン。
立派な店構えのショップに並んでいるバッグもオール偽物。
でも本物のオニツカタイガー(メキシコ66)が売っていました。
ちなみにロレックスも大量にありまして、「Aキュウ!Aキュウ!」といって見せに来るのですが、ベゼルやデイトの仕様で一発で偽物とわかるくだらない物でした。
 
 


さて、最後はタイと関連のあるあの有名ドリンクにまつわるエピソードを。
皆さんは『レッドブル』という飲料水はご存知ですか?
向かい合った水牛が目印のエナジードリンクです。
日本ではコンビニ限定で展開されている唯一無二、孤高の栄養ドリンクです。
実はこのレッドブル、生産国が北米やヨーロッパなので欧米系の飲料水ブランドだと思われがちですが、実は誕生の地はタイなのです。
日頃からレッドブルの飲みすぎで、ついには愛車であるYAMAHA R1-Zにレッドブルのステッカーを貼っちゃったくらいレッドブルファンの私にとって、タイはまさに【聖地】でもあります。(笑)
「タイに行くからには、何が何でもレッドブル関連の物を買って帰るぞ!」
と、今回、大志を抱いて海を渡ったわけです。
しかし、我々が普段目にする世界的に有名となったレッドブルと、タイ国内で売られている元祖レッドブルはまったく別物。
バンコクの街中でレッドブルのグッズなんか売っているわけもありません。
しかし、最終日に行きましたパッポン通りにてついにレッドブルのグッズをGETすることができました。
IさんとHさんに買っていただいたお土産です。



 
こちらはレッドブル レーサージャケット(レプリカ)。
シルエットはダサいけど、デザインが超好き!
 
そして何よりお気に入りなのがこちらのTシャツ
 
 
レッドブ・・・・じゃねーし!!(笑)
 
以上、東南アジアのカオス タイ・バンコクのレポートでした。
 
モダンと伝統を同時に味わいたい欲張りな方はぜひ行ってみてください。
 
 

ではでは。

2013.02.28

イッセイ企業視察の旅 第二夜 上海編

 ハイ、みなさんこんにちは。

今日は、前回ベトナム視察の3ヵ月後に行きました上海編です。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【上海視察記】
2011.6.16 ~ 2011.6.19
 
 
さて、私は6/16~6/19の間、上海に行ってまいりました。 
目的はなんぞや・・! 
それはズバリ、中国上海にて『上海ファスナーエキスポ2011』というファスナー(締結部品全般)の見本市が開催されるからであります。

当社も割ピンを製造している立派な「マニュファクチャー」ですので見に行かない手はありません。 
今や日本のネジ業界は安価な中国製、台湾製、インド製など、さまざまな新興国からの輸入品にメッタ打ちにされております。 
割ピンに関してはどうか・・・。

とりあえずはご安心ください。

我が社の割ピンと、その他新興国生産の割ピンの品質の差は歴然です。

新興国の割ピンは、言ってしまえば【穴に入ればよい】レベルです。

当社の割ピンと比べて、どれほど品質の隔たりがあるのかと言いますと、例えば自社のホームページ上に平気で腹ぶくれの割ピンを掲載しているようなレベルです。(これはおそらく、キャリア巻きの半丸線をクセ直しをせずにそのまま成型しているからだと思います。)

「穴に入る割ピン」レベルならまだマシなほうで、箱を開けたらゴミが混入しているとか、「基本的に脚のネジレは自分で直して使うのが前提」など、あり得ない話を耳にしたこともあります。

ちなみに腹ぶくれ割ピンなど、当社では検査の段階で『不適合品』として廃棄するものです。

では、余裕綽々でかまえておればいいのかといえば、決してそうではありません。

ネジやボルトがそうであったように、途上国だと見下していた国がいつの日か日本製割ピンと同レベルの物を作って日本に乗り込んでくるかもしれません。

来たるべき日のために防衛線を張るべく現地を調査しておこうという、いわば敵地視察なのです。

私は平成の小野妹子となって煬帝(ようだい)に国書を叩きつける覚悟で行って参りました。



 
というわけで、いつも取引でお世話になっているIさんにいろいろと手続きをしていただきまして、無事、現地に到着。
 
 

2日目からいざ出陣! 
ここがその会場。
 


 
1階は工作機械の展示です。

2階と3階がファスナーの展示会場になります。
 
 
 
 





さまざまなメーカーが出展しておりまして、中国以外にも、日本、台湾、韓国、タイなどさまざまな国の企業が自慢のネジやボルトを披露していました。
 


そしてお昼になると客がいてもおかまいなし。

なんと机で弁当を開けてその場でメシをほおばっております。 
・・なんという国民性(笑)
 

3日目は現地の工場視察です。 
猛烈な悪路を2時間ほど爆走。
 
 
 
つきました。
 
 
 
オフィスは新築のようで、まだピカピカです。 
 
 
 
 
 
ド派手なオープンセレモニーになぜかワケもわからず参列するハメになり、日本のバブル時代を髣髴とさせるようなムダな演出にしばし唖然・・。
 
その後は、工場を見学させてもらいました。

そこで見たのは・・

想像してたよりも格段にレベルの高い設備・・!
 
 
 
  






だだっ広い敷地にボルトホーマーがこれでもかというくらい並んでおります。

思ってたよりも格段にデッかい設備に圧倒されました。

さて、ネジ関連の話は一旦置いといて、現地で見たこともここに綴っていきたいと思います。
 


 
実は15年ほど前にも一度、観光で上海を訪れたことがあります。 
そのときの感想は、その1年前に行った香港より経済発展は10年は遅れてとるな・・と正直思いました。 
しかし、成長著しい中国。 
ここ上海も例外ではなく、高層ビルがかなり増えていました。 
聞くところによると、現在、上海の人口は2200万人だそうですが、10年位前までは半分くらいだったとのこと。 
短期間で人増えすぎでしょう・・。 
それだけ、経済が発展したということでしょうか。 
出稼ぎで一時的に住む人がドッと押し寄せているようです。 
しかし、上海の戸籍関連の決まりごとは相当キビしいらしく、例えば、農村部に住んでいる人が上海に移り住むことは出来ないそうです。 
都会で働く人は会社でノウハウを身に付けたらサッサと独立します。 
そこからさらに成功すれば財を成すことが出来ます。 
でも、農村部出身者はなかなか貧困のスパイラルから抜け出せません。 
だから互いの格差は広がる一方なのです。

あと、都会的な高層ビルは多いですが、街そのものはどんよりと小汚いです。 
舗装されているアスファルトもところどころ撓んでいるので、そこにはゴミがたまり、水溜りも出来ます。 
そして、現地の人間は平気でそこらにゴミを捨てます。 
特に多いのがタバコの吸殻。 
中国で携帯灰皿を普及させたらノーベル平和賞モンだと思ったのは余計なお世話でしょうか。

つづいて自動車・バイクです。 
 


 
まず自動車。 
中国でのタクシーはフォルクスワーゲンの「サンタナ」が圧倒的に多いです。(てか、ほとんど全部) 
タクシーだけではなく、一般人が乗る車もワーゲンがダントツで多いです。 
フォルクスワーゲンは中国で国外の自動車メーカーとしては最初に合弁企業を設立したメーカーであり、そういう意味でも中国人にとってワーゲンは【国民車】みたいなものです。 
インドにおけるマルチ・スズキみたいな感じかな? 
自動車のシェアは体感的に

ドイツ車4:日本車2:中国車2:アメ車1:フランス車0.5:韓国車0.5

という感じでした。 
見た感じ高級車として人気が高そうなのは、アウディ、ベンツ、レクサス、BMW・・だいたいこのあたりです。 
遠く離れたUAEのドバイでは体感7割が日本車だったことを思うと、なんとも寂しい上海の日本車事情です。 
ちなみに上海で車のナンバーを取得しようとすると、なんとその経費は・・中古車一台が買えるほどのお金を払わないといけないようです。 
これにはビックリ! 
しかも、農村部の車のナンバーでは上海に入ることが出来ないとか、にわかに信じがたい法律があるようです。 
渋滞を未然に防ごうとする試みなんでしょうが・・いずれにしろ日本ではちょっと考えられないです。

続いてバイクです。  
 
 
 
 
バイクといっても国がまだまだ発展途上なだけに、バイクを【趣味】として楽しむ余裕はないようです。 
なのでバイクといえばスクーター。 
スクーターといえば「足」です。 
足扱いの汚いバイクが街には氾濫しておりましたが、人口に比べて台数自体はそこまで多くないように思いました。 
なにせ、3月に行ったベトナム・ハノイはどこを見てもスクーターだらけでしたので、そっちのインパクトのほうが大きかったからでしょうか。 
思ってたよりは少なかったです。 
趣味としてのバイクは根付いていないと言いましたが、リッターバイクの存在自体は知っているようです。

おもちゃ屋にはホンダのCBRやスズキのGSX他、ドゥカティやハーレーのプラモデルが売られていました。 
インドネシア出身(華僑)でネジの卸問屋を営む黄さんに 
「バイクは何乗ってるんだ?」 
と聞かれたので、 
「ヤマハの1700cc。あとミドルクラスのカワサキとホンダ!」 
と言ったら、目をむいてビックリしていました。 
ちなみに黄さん曰く、インドネシアではそんな大きいバイクは登録できるかどうかわからないとのことです。

最後に、冒頭の上海ファスナーエキスポを視察して感じた事を。

正直な感想を言わせてもらいますと、ネジ関連の生産はもはや完全に新興国の【お家芸】になってしまったといってもいいでしょう。 
人件費が格安というのは言うまでもなく、納期、品質においても日本と殆んど差がないレベルにまで達しています。 
我々日本の町工場がネジ関連で生き残っていくには・・高精度、徹底した品質管理、短納期というのは必須条件です。 
それとプラスアルファ【ブランド力】【高付加価値】という要素がなければ、新興国のネジに対抗するのは不可能でしょう。

もはや「作っていれば買ってくれる」という時代はここ日本においては過ぎてしまいました。 
日本のネジ会社は今直面している荒波にどう向かっていくべきか・・各社が生き残りをかけてその方法を死に物狂いで模索しなければ順々に死んでいくだけの運命です。 
幸い、我々日本のメーカーに求められているものはまだまだあります。 
それは製品自体の質であったり、企業としての信頼性、業の緻密さであったりもします。

今回の上海視察を経験し、もう一度、原点に返って「日本らしいものづくりとはなんぞや」ということを真剣に考えなければならないと感じた次第であります。 

以上、イッセイの上海見聞録でした。
 


イッセイ

2013.02.27

イッセイ企業視察の旅 第一夜 ベトナム編

 皆様、お久しぶりです。

私、イッセイですが、3月の4日から1週間ほど、インドに行ってまいります。
これまた目的は日系企業の視察でありまして、某二輪メーカーさんや某家電メーカーさんの現地工場を見せていただく予定になっています。

この度の世話をしていただくのは大阪府工業協会様です。・・スミマセン。私そちらでセミナーや技能講習を受けたこと一度もないんですが・・(笑)

「どなたでもかまいませんよ」とのお返事をいただいたので、頑張って行ってまいります。

この目で見るものすべてを今後の旭ノ本金属に活かしていきますよ!

 
さて、インド視察に行く前に・・旧ブログであげていました海外視察記を三夜連続でアップしていきたいと思います。

正直、何の役にも立たない内容ではありますが、私がこの目で見て感じたことをそのままストレートに書いていますので、市販のガイドブックには書かれていないリアルな見聞録になっていると思います。


 
第一夜は今から2年前に訪れた「ベトナム」です。

 肩肘張らずにお付き合いください。

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【ベトナム視察記】

2011.3.3 ~ 2011.3.6


 
行ってきましたベトナムへ!

なぜ行ったか、目的は何か。

実は、姫路機械金属工業会50周年記念の特別企画で「姫路の企業の現地ベトナム工場の視察に行きませんか?」という計画がありまして、「田路さんも参加しませんか?」とお声をかけていただいたからです。
二泊四日というなかなかしんどいプランですが、海外の工場をナマで見る機会なんてそうそうあるとも思えませんし、将来会社を良くしていくには絶対に見ておいて損になることはないと思いましたので勢い勇んで手を挙げさせていただきました。

結果から言うと非常にいいものを見させていただきました。

新興国の人間がサボらず真面目に働くのかと半信半疑だったのですが、正直言いますと「日本人以上にまじめに働いているではないか!」と感じた次第です。

目からウロコ、非常に感心させられました。




 
さて、現地工場で見た「5S活動」や「GENBA KAIZEN TEIAN」を書き連ねても面白みに欠けますし、企業秘密な部分も多々ありましてまともな記事に仕上がりそうにありません。

ですので、本ブログではベトナム滞在3日間で見たベトナム人の生活や習慣を書きたいと思います。 
あと、現地工場の社長さん(日本人)、ベトナム人のガイドさんから聞いた話も非常に参考になりましたので、それも含めて書いていきたいと思います。

さて、この【ベトナム社会主義共和国】ですが、・・行くちょっと前まで知りませんでしたが、名前のとおり社会主義国家なのです。 
社会主義国家といいましても、政府自体が非常に柔軟性のある考えをもっております。 
実は独立という形をとるうえで「非資本主義」のスタンスを貫く必要があっただけでどちらでもよかったというのが本音だとかなんとか・・。

ベトナム男児の人生の重要な柱は「1・2・3・4」。

1 は1人目の宝である妻。つまり「結婚」

2 は妻以外2番目の宝である「息子」

3 は3階建ての「家」を持つこと

4 は4つのタイヤ。すなわち「車」を持つこと

・・だそうです。

1と2はさほど難しくないと思います。

実は3と4がすさまじく難易度が高いです。 
本当にベトナムでこれを達成できるのはどれくらいいるんだろうかと思うくらい難しいです。
どれほど難しいか書いてみます。

まず3の「家」。 
これは土地付きの3階建てを意味しますが、さて、これを郊外におっ建てるのにどれくらいのお金が必要だと思いますか? 
聞いてビックリしました。

なんと平均3000万円だそうです!!

日本円に換算してこの価格です!

日本のそこらの家より高いです!

我々日本人の貨幣価値から換算しますと20億円くらいの感覚でしょうか。 
とてもじゃないけど手が出ません(笑)

ちなみに1室レオパレス大のアパートを借りるのにかかる費用は月に30万円だとか。

シャレにならんゾ~。

なぜにそんなに土地が高いのかと言いますと、簡単に言えば土地バブルだからです。 
事実、物価は年々上昇中で、去年対比でもすでに20%のインフレ率だそうです。 
なので今回行ったタンロン工業団地内でも今年に入ってすでに3社でストが発生した模様。 
インフレおそるべしです。 
ちなみに現地工場の社長様が持っていらっしゃるゴルフの会員権・・ 
7年前買った時には300万円でしたが、それが今では1200万円だそうです。

4の「車」。 
ガイドさん曰く、ベトナムでやっぱりステータスはなんといっても日本車だそうです。



 
走っている車の8割がたは日本車(大半が型落ち)で、韓国ヒュンダイ車は安価な格下車扱いです。 
今回泊まった2つの高級ホテルはそれなりに所得の高い人がいたようでBMWのX5やポルシェ「パナメーラ」が止まってました。 
ちなみにTOYOTAが世界戦略車として位置づけしている「カムリ」は日本円にして約800万円だそうです。 
やはり手が届かない高級車扱いだそうで、レクサスはそのさらに上の存在なのだとか。 
最後の日に行った日本料理店の前には我が愛車と全く同タイプのフェアレディZが止まってました。
 


これも私たちの感覚からすると3000万円くらいのスペシャル高級車なのか・・?

さて、最後はベトナム人の「アシ」と交通マナーです。


 
今から20年ほど前のベトナムでは「ホンダ」といえばそれはすなわちバイクのことでした。 
それほどまでにホンダのバイクが普及していたということです。 
これはホンダがベトナムにおいて早くから二輪の普及に力を入れていたからと言われており、耐久性、燃費、価格・・どの面においても他の追随を許さなかったからです。 
事実、街を走っているバイクの95%はホンダのバイクでした。 
他に見たのはヤマハとスズキでした。(かなり少数)

バイクを「趣味」として見る余裕はまだないようです。

日本は400ccなどという世界で孤立したガラパゴス規格で普通二輪免許という区分を設けており、庶民の「アシ」である原付も同様、50ccなどというガラパゴス規格で抑え込んでおりますが、世界の「アシ」は125ccが主流というのは世界のバイク事情に多少詳しい方なら常識だと思います。 
ベトナムも例外ではなく、主流は125ccのスクータータイプが大半です。(というか、ほぼ全部)
 
 
 
先っちょの尖がったデザインがナウいようで。

続いて交通マナーです。 
実は参加表明をしたのが去年の11月頃だったのですが、申し込んでから1週間後くらいにたまたま『マヨブラジオ』という土曜の深夜番組でベトナムのロケをしてる企画がありました。 
漫才コンビ『ダイアン』の2人が現地を訪れて一番絶叫していたのが、横断歩道のシーンです。 
車とバイクを無理やりかき分けて道路の反対側まで渡るという壮絶なもので、通訳さんにしがみついて渡っているのがとても印象的でした。 
実際に現地の人もよく事故に遭うそうで、過去には日本人観光客が事故で死んだという話もあるくらいです。

どんなもんか・・とりあえずコレを見てください。
 
 
 
 
 




  




メ・・・メチャクチャやがな・・・。

ノーヘル、片ポッケスタイルから、スペシャル過積載は当たり前。

ケータイで話しながら走行する者や、メールを打ちながら走っている猛者までいます。

2ケツは合法ですが、3ケツは違法です。

なんと4ケツの豪傑まで存在しました。

他にも歩道走行、逆走、信号無視・・等々、バイクを使ってこの世で実行できることのすべてを見たような気がします。 
ホンダ製バイクの耐久性についてベトナム人に喋らせたらきっとこう言うに違いありません。 
「わ し が そ だ て た 」(笑)
 
 
街全体は土色で清潔な感じはあまりありませんでした。

しかし、そこに暮らす人々はパワフルで活気に満ち溢れています。

ベトナムは戦争の後遺症で今でも北(ハノイ)と南(ホーチミン)であまり仲良くないようです。

しかし、まだまだ延びしろは未知数だと思いますし、潜在能力は測り知れません。

街をバスで走っている時、見える民家のほとんどで国旗が立っていました。
ベトナム人の内に秘めた愛国心がそれだとわかりました。

どうか足を引っ張り合わずに手を取り合ってベトナムという国を大きくしていってもらいたいと思います。
ベトナムに栄光あれ。
 
 
以上、イッセイのベトナム見聞録でした。

2012.12.04

株式会社 旭ノ本Tシャツ工業所

 皆さんお久しぶりです。

最近私は個人でこんなものを作ってみました。

 
なんと!・・(株)旭ノ本金属工業所のオリジナルTシャツです(笑)

あの・・言っておきますが社内ユニフォームではありませんよ!

街着です。そう!ストリート対応のファッションTシャツなのです。

どうですか!間違いなく世界初であろう「割ピンTシャツ」です!!

 
自社の製品をTシャツにデザインするなんて・・割ピンに限らず、例えばネジだとかドリルだとか無機質な工業部品を街着Tシャツにデザインしようなんて、あまりにもベクトルが違い過ぎて誰もやろうとしませんよ普通・・。

だからこそその【隙間】に価値があるわけでして、「よし、やってやろうじゃないか!」と火がついてしまい、出来上がったのがこのこだわりのTシャツです。

普通の割ピンだけ並べても面白くないな、と思いまして今回、特殊割ピンさんにも多数登場していただきました。

当たり前ですが、この特殊品はすべて当社のラインナップです。 一般ユーザー様はおそらく目にされたことがない割ピンばかりではないでしょうか。

実は当社はこんな「変な」割ピンも製作しているんです。フフフ(笑)

ちなみにラフ画を元にデザイナーさんにデザインをおこしてもらったのですが、波型割ピンのコブの盛り上がりにこだわりすぎてそこだけ修正のオンパレードでした。

挙句の果てには「イラストではわからんので実際の図面をください」とまで言われる始末です。

本当にスミマセンでした~!!


 
さて、私の周りには物好きな友人が多数おりまして、級友たちとの忘年会の席で「今、割ピンTシャツを企画しとるんや!」と言いましたら 「あ、それ欲しい!ナンボや!?」 と、食いつくわ食いつくわで、結局、旭ノ本の社員でもない友人(笑)数人がこのTシャツを買ってくれました。

小ロットなので結構な値段したんですが・・。

個人のバカげたお遊びに全力で付き合ってくれる友人がいるってのは~幸せなことですね。

感謝!

 
今回、Tシャツボディは耐久性と着た時の動きやすさを考慮して5.6オンスの生地をチョイスしました。

次回ロットはバイク乗車時のバタつきを軽減させる方向で、もうちょいガッツリ生地の6.2オンスで製作してみようかと思います。

また気が向いたら第二弾も企画したいと思います。
 
当たり前ですが、好き好んで着る人はいないと思いますので今のところ市販の予定は・・ありません(笑)

ではでは~。

イッセイ



 
企画段階のラフ画。

2012.08.14

載りました(笑)

 8月 11日発売のミスターバイクBG 9月号の【愛の絶版車生活】のコーナーに私が載っております。

興味ある方は是非チェックしてみてください。
 
また後日、裏話も書きたいと思います。
 
イッセイ


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